ホノルルマラソンを走って来ました！！
12月8日にホノルルマラソンに参加し、42,195mを何とか完走し、所期の目的を果たすことが出来ました。
初マラソンは1994年の那覇マラソンで51歳でした。沖縄で戦死した親父の50回忌に往時の苦しみの何万分の一でも味わおうと思って走りました。初めソコソコでしたが、20�劼�らは苦しみ痛みが増してきて30kmからはひたすらに耐え忍ぶのみ。正に沖縄南端へ敗走する日本兵の想いでした。因みにタイムは3時間50分余でした。
それから10年。2003年に還暦記念にホノルルマラソンに挑戦しました。マラソンを走らない友人夫妻2組とのハワイ観光が主体で飲み食い、かつ前日も夜遅くまで宴会でした。二日酔いに寝不足で走り、何とか完走したもののゴールするや脱水症状で手足や腹筋など体中が引きつりビックリしました。女房からは「年寄の冷や水、もう無理」と諭されましたが、「何を言うか10年後の70歳の古希には再び走る」と女房に宣言していました。 この時のタイムは4時間50分。
そして今回。2月の募集開始と同時に参加申し込みをすると、女房から「本気なのか？走ると膀胱がんが再発するのでは？」と制止されました。しかし走るより前にがん再発が発覚し、手術。もう駄目かなと思いながらも抗がん治療が終わった9月から秘かにトレーニングを開始。走ると手術跡に痛みを感じながらも騙しだまし距離を伸ばしました。女房の「未だ諦めないのか」に私は「武士に二言はない」と参加したのです。
さて当日。未だ暗闇の午前5時に花火が賑やかに上がる中3万人のランナーが一斉にスタート。今回は、初マラソンの米空軍退役友人と一緒にスタート・ゴールしようと、彼のゆっくりしたペースに合わせて走りました。従って楽だと思ったのですが矢張りマラソンはキツイ。20�劼�らは忍耐との闘いでした。彼を励ましながら自分にも叱咤激励して、何とか完走できました。タイムは5時間40分余。万歩計では何と5万2千歩。10年前は4万3千歩だったのに。9千歩も多く走った？イヤ歩いた？歩きでなく最後は半歩駆け足だったのです。
それでも完走後の達成感は何とも言えません。特に今回は、癌患者でもマラソンを走れたし完走出来たことに満足しました。ビール美酒に酔いながら次は80歳の傘寿に走りたいな、走れるかなと思いました。生きているかな？女房が許してくれるかな？問題点だらけですね。しかし、夢は大きく。希望をもって生きたいものです。・・・ 大串記
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