スイス・ツェルマットでのスキーツアーに行ってきました。

 

 

私は27.2.1427.2.22に、出身地群馬県富岡市のスキー仲間と2人で、スイスのツェルマットへのツアー旅行に参加し、6日間の滑降を満喫してきました。

ツェルマットは名峰マッターホルンの麓の街で、冬はスキー、夏は登山やトレッキングの拠点として、有名な観光地です。

(チェルマット市街から見たマッターホルン)

スキー愛好者ならば一度は行ってみたいと思う場所なので、71歳になり足腰が耐えられるうちに、行っておこうと、「フェロー」というスキー専門旅行業者の企画ツアーに参加したものです。この会社は世界中の有名スキー・リゾートに現地事務所を持ち、日本人ガイドを配置しているため安心して参加できます。(5年前にカナダのウィスラーへのスキーツアーにも使いました。)

フェロー トラベル 案内

 

今回のツアー参加者は総勢26名で、関西からの参加者もおり、最高齢は81歳、女性は4名でした。技量に応じて3つの班に分かれ、それぞれ現地に慣れた日本人ガイドがつき、先導してくれました。

(両端の上下黄色のウェアが現地ガイド、津金澤は後列右から3人目)

最初の1日だけ曇りましたが、後の5日間はすべて写真のような快晴無風で、こんなに好条件が続くのは、年に一度あるかないかだとガイドが言っていました。

成田から11時間の直行便でチューリッヒに着き、そこからバスで5時間という長旅でした。途中、列車専用のトンネルしかない山脈を抜けるため、カー・トレインという、バックミラーを畳まないと乗れない、ぎりぎりの幅の狭い貨車に、バスごと乗車したまま乗り込んだこと、ツェルマットは徹底した環境対策のため、ガソリン車は運行禁止なので、手前の街(テーシュ)でバスを降り、電車に乗り換えて街に入ること等、初めての経験が出来ました。

マッターホルンスキーエリア

Fellows Ski観光ガイドより)

 

ツェルマットは案内図に示すようにスイス側、イタリア側に計5つのそれぞれ1日ずつ楽しめる広大なエリアにアクセスできます。今回は裏側のサースフェーというエリアも加え、6日間、毎日異なったエリアのゲレンデで滑降しました。中央のゴルナグラートエリアには、標高1500mの街から3089mの展望台まで、線路に歯車のついた登山電車で座ったまま登ることが出来ます。

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夏には日本からのマッターホルン観光客も多いため、日本語のアナウンスもありました。

 

4000m超級の山々が連なる各嶺の間の谷間にはそれぞれ大きな氷河があり、立ち入り禁止区域には大きなクレバスが多数の口をあけていました。

 

80人乗りのゴンドラで最高高度3883mまで行け、そこから広い氷河の上を、真っ青な空を背景としたマッターホルンを見ながら滑ることができ、最高の気分でした。Skilineの記録によれば、私の6日間の総滑降距離は約200km、総標高差は約26000mとなりました。(参考:Skilineとは電磁リフト券を買うと、番号が付与され、リフトに昇降するたびにそのデータがメインコンピューターに記録されます。日本に帰ってからネット上でスキー場と付与番号を入力すると、自分の滑った毎日の滑降距離や高低差のグラフデータを検索できるソフトサービスです。全世界の有名スキー場と提携しているようで、日本のニセコ、丸沼高原、八方、志賀高原等のスキー場でのリフト利用でも、同様のサービスが受けられます。)

スキーラインのホームページ

マッターホルンスキーエリア

Fellows Ski観光ガイドより)

(ツェルマットは左下の街、マッターホルンは右下、中央の曲がった黒線が登山列車)

(左尾根線がスイスとイタリアの国境、中央下と右下はイタリアの村)

 

(氷河上、後ろは崩壊部)

(現地カメラマンが撮影したものを購入:後ろがマッターホルン)

6日間連続で滑りましたが、身体の痛みもなく、落伍もせずに完走できましたので、これからの老後生活に対する自信ともなりました。

ツェルマットのホテルのベランダから、朝焼け夕焼けのマッターホルンが見え、これも素晴らしい景観でした。

マッターホルン

残念だったのは、スイスが1月に金融政策を変更したため、スイスフランの為替レートが一気に1.5倍高となり、日本円の価値も低くなったため、もともと物価の高い観光地のツェルマットでは、諸物価が非常に高く感じられたことです。

 

以上、冥途の土産として、素晴らしいツアーでした。

津金澤 記



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