コロナ謹慎独居老人の閑談02

 

昨日緊急事態宣言の中間所見と今後の方針として、3密忌避の8割の履行を更に徹底することが発表されましたが、その先については全く触れられませんでした。

危険な事態が発生し、行動を制限した後に解除するのは制限するより難しく特に感染の実態が明確に把握できないコロナ災禍で如何に決断するするのでしょうか。

 

今後、コロナの感染状態の実態を把握するための検査(PCR検査と抗体検査)を広めると予想されます。これまでは擬陽性者が増えると医療施設の能力を超過する恐れのため、検査の前にスクりー二ング(症状やクラウド)していましたが、無症状の陽性者が、かなりいることが判明していますので、これらを把握する検査が必要でしょう。無症状でもCT検査では肺に異常が見られ、確定にCTの併用は有効と思われますが、装置の数量と検査時間等から多数の検査には不向きです。

 

自衛隊中央病院に収容されたダイアモンドプリンセスの112名の陽性乗客では、収容全期間無症状が約1/3いました。自衛隊中央病院のデータは下記URL

( https://www.mod.go.jp/gsdf/chosp/page/report.html

 

PCR検査は現在一番感度が良いとされるが、検体を処理する過程でのミスを考慮すると擬陽性や偽陰性が発生し、信頼度は70%以下のようです。また、検体の処理等に手間・時間がかかり、全住民を対象とするには無理だと思われます。

住民が感染している状況を調べる検査として、簡便・安価な抗体検査があるが、日本では信頼性等から国として承認されていません。中国やニューヨークでは抗体検査により住民の感染状況を把握しています。抗体検査は、初期抗体IgMと後期抗体IgGの有無を血液で調べるものです。制限緩和・解除の情報として参考とするため、本日厚労大臣が承認のための調査を始めるとありましたので、近く使用されると思われます。

検査キットを使用し自身で検査できるようですが、中国製の不良検査キットが出回っているようですので注意下さい。

 

何故日本は限定的な検査し続けたかその理由は、検査の原理や有効性は、感染防止のための方法(すでに周知)、コロナウイルスを不活性化するには、有効な消毒薬等は4回シリーズで一般の人に判り易く説明した国際環境経済研究所の「新型コロナウイルスの科学(1)・・(4)」レポート「http://ieei.or.jp/2020/03/expl200326/ 」見てください。

 

 コロナウイルスは有効なワクチンが使用できるまでは、完全に終息させることは難しいと予想されますので、爆発的拡大を抑えるため行動の制約と治療薬を使いながらウイルスと共存していくことになると考えます。このため、制限は段階的・地域的に広狭・強弱しながら、完全な解除ができないまま暫く続くと予想します。

 

難しい判断と決断になるかと思いますが、適時に適切な決断ができることをリーダーに期待するとともに、住民の不安や不満を軽快するための適時適切な救済施策と希望を維持させるために将来の展望と情報を頻繁に発信するべきでしょう。

戦時の制約下でも工夫して楽しんだ事を思えばえ、食料が潤沢でIT等が発達した現代、マスコミの不安を煽る報道に惑わされることなく、これを好機とし日頃忙しくてできなかった、趣味や家族交流・己研鑽等に時間を使用しましょう

 

 

コロナ謹慎独居閑人 小川拝

                     2020.4.24

 

追伸

散歩ジョギングバイクをする人は多いと予想しますが、前者との距離は下記以上を推奨しています。前者の呼気圏を通過するため、拡散する時間と思われます。

歩行:2m、ジョギング:4m、バイク:10m、(速い時:20m)

ロコモ症候群にならないよう体を動かしましょう

 

 

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