コロナ謹慎独居老人の閑談14

 

 


本土は本日も晴天が続いて、関東では気持ちの良い朝となっていますが、奄美大島に続き沖縄が梅雨入りし、
フィリピン方面がら台風1号が北上中梅雨前線はコロナ騒ぎに関係なく、着実に近づいています。最近の梅雨
は熱帯スコール型に似て、短時間で局所的被害が多発しており、そろそろ3密を避けての避難要領等の具体策
を詰めておく必要があります。。

コロナ緊急事態宣言が予定通り解除されました。今朝のNHKテレビ報道での市民の声(意図的に選定している
と思うが)では、解除に極めて慎重で、自主的行動規制を継続する人が多いように感じましたが、各位は如何
ですか。

さて、コロナ感染の発言地と言われる武漢では、先月初旬にロックアウトが解除され、市民がかなり自由に
市街地等に出ている様子が報道されていましたが数日前から感染者が再び発生し拡大の気配があるようで、
改めてはこれを抑えるための1策として、武漢市民等約1100万人全員の感染検査を10日間で実施すると、
市民に対し通知されました。(細部は下記URLを検索)
すでに100万人以上が検査を受けていますが、其れでも900万人以上を10日間で実施するためには1日100万
検体の検査が必要となりますので、日本や感染者の多いニューヨークの検査状況と比較し眉唾のような気
がします。もし実行できたなら世界中が「中国方式検査法」を取り入れるでしょう。

報道では(信憑性?)、10日間で実施するとの、目(耳)を疑うような内容の、検査方法は、抗体検査、
PCR,検査、NAT検査、(報道により異なる)ですので、特異な検査方法はなく、膨大な検査体制と検査要領
の今までにない工夫しか考えられませんので、斬新な「中国式検査方法」が出現することを見守りたい。

耳新しいNAT検査は、20年ほど前に開発されたウイルスの核を取り出し増殖しウイルスに応じる抗体で有無
を検査するものです。PCRに比べ増殖時間が半分くらいで感度も100000倍位良いと言われます。日本では献
血された血液検体からHIVや肝炎ウイルスを短時間で検出し、輸血による感染を防止するために実施されて
います。(細部は下記URLを検索)、
(私見では、前段のスクリーニングで、詳細検査が必要な検体を如何に少なくできるか?が大量検査の鍵
で、陽性者数が極めて少ない集団で使用する場合は有効でしょう。)

日本も、数日以内に抗体検査を承認し、3都市で被験者をランダムに1000人選び感染状況を推定するデータ
をとるとのニュースが今朝ありました。
抗体検査実施の詳細は、東京、大阪。宮城の三県で標本検体は10000本規模で来週から実施するとのことで
した。
集団医療と統計の専門家が協力し、検査母集団から目的とする標本を抽出・検査し検査の精度から結果の
信頼度も含めて公表しすることで結果の盲信を防げます。

予想した通り蔓延速度の遅いアフリカ等を除き、世界はコロナ感染拡大が終息方向に向かいつつあり、
終息のとする条件と終息後のコロナ対策と経済再興政策が議論される時期に移りつつあります。ワクチン
(集団免疫含む)と有効な治療薬の世界的普及までは、国際間の人の動きは制約され、世界的経済の流れ
も滞りますので、国内の終息と同時に貿易立国である我が国は世界の状況を把握し、他国に救済支援を行
うことが、「情けは人のためならず」となるでしょう。

生物は5回の地球規模の災害による大量死滅を経てその度ごとに新種が繁栄してきました。近現代でも、
戦災・自然災害の後、素晴らしい町に一新した例は数え切れません。
コロナ災害は大恐慌に匹敵される経済的大災害となり、社会や生活パターンの変化を体験しました。
これを機に、社会的仕組みや価値観、人間関係、新技術の導入、教育等の分野で大きな見直しが進む
ことを期待しています。
各位も夫々一家言をお持ちと思いますので、独言でも掲載されては如何でしょう。

今日も元気に過ごしましょう。
                          5.15朝 コロナ謹慎独居老人 小川拝



本ニュース関連でWEB検索したものを付けましたので取捨選択し見てください

・武漢市、全市民1100万人対象に新型コロナウイルス検査を開始(NEWS WEEK)5.14
・<中共肺炎>武漢市、市民全員に核酸検査実施へ(大紀元時報)5.12
・わが国の血液事業 における核酸増幅検査 (NAT) の 現状 と血液事業への影響(2002)
・核酸増幅検査 (Nucleic acid Amplification Test) 


朝日デジタル 2020年5月12日 23時45分
 新型コロナウイルスの感染拡大の勢いを抑えたとして都市封鎖が解除された中国・武漢市で、1カ月
ぶりに集団感染とみられる患者や重症者が確認され波紋を呼んでいる。当局は全市民を対象としたPCR
検査を計画するなど、対応に追われている。
 武漢市政府は10日、市内の団地に住む男性(89)の感染が確認され、重症だと発表。11日にも同じ
団地に住む20〜80代の男女5人が発症し、うち1人が重症と発表した。感染経路は団地内としている。
 同市で発症者が確認されたのは4月3日以来。約40日ぶりの発症者の確認を重く見た王忠林・市共産
党委員会書記は「対策の見直しを進める」とし、今も市内で1日当たり数万件実施しているPCR検査の
拡充などを表明した。
 発症者が出た団地では住民約5千人の全員検査が行われている。国営新華社通信のウェブサイト
「新華網」は12日、市当局が全市民に検査を実施する計画を進めていると報じた。
実際、市民には「10日間で市民全員を検査する」との通知がすでに届き始めている。 中国は発症者
と無症状の感染者の統計を分けて発表し、発症者の数を感染抑え込みの主な指標としてきた。武漢で
も4月3日以降、無症状の感染者は500人以上確認されている。
 SNS上では「1カ月出なかった発症者が1日で5人も出るのはおかしい」と、発症の実態が正確に把握
されているのか疑う声も出ている。市当局は今回、発症者の出た地域の責任者を処分しており、何ら
かの過失や問題があったとみられる。(北京=平井良和)



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