コロナ謹慎独居老人の閑談 18

 

 


おはようございます。関東は朝雨で午後は不安定な天気の予報です。昨日は検察庁法改正案の審議を取り
止め次回国会に先送りするとの首相の会見等の報道が繰り返し有りましたが、提出時期が適切でなかった
のが最大原因と思います。他にNHKが全員に10万円を給付することの是非のアンケート結果は約3:1で
損得の気持ちが結果に出たものと思いました。

WHOテレビ会議では、当初習近平主席の挨拶があり、2100億円の資金提供が示されましたが、コロナ感染
特需でマスク等医療装具の輸出が2兆円も有り10%還元(消費税?)ですかね?? その影響力か、
残念ながら台湾のオブザーバー参加は認められませんでした。
やはり、アメリカはWHOの初動対応や中国の情報開示の遅延等を攻撃する発言でしたが、大統領選を控え
国内不満を外に向けるものと感じました(欧州も日本も中国のコロナ対応に疑義はありますが)
コロナウイルスについて(12月中下旬に武漢で発症していた模様)中国は1月8日にWHOへ報告し、1月10日
にはコロナウイルスの遺伝配列を公開しており、アメリカの製薬会社では直ぐに治療薬等の研究を始めま
した。トランプ大統領はノー天気で、ウイルスは大したことなく暖かくなれば無くなるとか抗菌薬を飲め
ば治るとか(金儲けには長けているが)非科学的な言動を繰り返し、本格的対応は3月下旬の感染者が広
がってからであったため、その後の感染は指数関数的に増大しました。
イギリスのジョンソン首相はウイルスの害毒性を見誤り、当初集団免疫を選択しましたが、側近の助言を
受け入れ速やかに隔離施策に変更(自身も感染したが)して感染爆発を直前で防ぐ事ができました。
アメリカにおける感染爆発の主因は、殆ど表で発言しないオバマ元大統領が指摘しているように、トラン
プ大統領の国のリーダーとしての資質の欠如によると思われます。側近から適切な助言が有っても甘言し
か聞かず、真面目な側近を次々と解任して、都合が悪い結果が出れば魔女狩りをし、責任転嫁をしている
姿には、(面と向かって言えないが)各国のリーダーはあきれているでしょう。

前回にも書きましたが、中国やWHOへの非難は構わないがアメリカがコロナウイルスの治療薬やワクチンの
開発で最も進んでいる成果を、自国の金儲けだけのために独り占めせず、広く世界中の人々に分かつことが
できるかで、トランプ大統領の真の人間性が判定できます。
安倍首相はトランプ大統領と仲良しと言われており、安全保障や経済面で密接不離な関係を維持しなければ
ならない立場上、自らを抑え、言葉を選びにこにこ関係を続けていると思うが、コロナでアメリカが独善的
な行動を取った場合には、(各国リーダーが期待している)諌言をはっきり伝える勇気を期待したい。

WHO会議でコロナ終息へ向けて参加国が全面協力し対処する決議が出ることを期待し、
今日も元気に過ごしましょう。
             
                      5.18 0900  コロナ謹慎独居老人 小川拝    



*********  目次に戻る *********   ホームページへ  *********