「コロナの治療薬について(情報)」
各位
高齢者優先のコロナワクチン接種が進んでいますが、各位の接種状況は如何ですか。
自衛隊を投入した大型接種会場が順調に進み始めた矢先、接種希望者が受け入れ可能数
に達せでず、対象年齢等の拡大で対応しているとのニュースが流れていますが、各位は
如何感じておられますか?
地方にいる高齢者が数時間かけて人の混雑する都市中心部へ行くことが妥当な選択か?
本来は都市部へ通勤する壮年層を対象にすれば社会的効果が高まるものと考えますが、
あまりにも「重症化しやすく死亡率の高い高齢者」を優先する事が第一義となっている
ためでしょう。御蔭で自衛隊・消防・海保等緊急時に対応する職種にワクチン接種が
回ってきたのは、皮肉では有るが妥当な結果になっています。
さて、コロナ対策は「ワクチン」と「治療薬」が一体となって初めて安心できる態勢が
できると言われます。
ワクチンに比べ治療薬の開発は、既成薬の転用をベースに進められており、主に重症者
を対象に処方されており、治療期間が僅かに短縮できた等の薬効が発表されていた程度
でした。
1昨日コロナウイルスの増殖を抑えられる治療薬が発表され、最終臨床治験段階にあり、
順調に進めば本年後半には緊急使用の許可が出そうな状況になっています。
この治療薬は発症して5日以内に経口投与すれば、ワクチンの増殖を抑え病状が軽快する
もので、SARSの治療薬の「タミフル」や「リレンザ」に相当する効果が期待されます。
但し開発された、新型コロナウイルス治療薬「モルヌピラビル」は開発には開発が断念
された経緯がありましたが、その後モルヌピラビルの毒性試験が実施され現在に至って
います。使用が認定されれば、日本でも来年中にはお世話になると思われますので、
下記に関連記事と関連情報を紹介しました。
6.13 閑独居老人の独言
参考
・メルク、コロナの飲み薬販売へ 米政府に1300億円で(朝日新聞)6.10
・メルク、コロナ治療薬を米政府に供給 1300億円で(時事ドットコムニュース)6.10
・MSD日本法人、コロナ治療薬の最終治験開始、自宅療養に“ゲームチェンジャー”
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