新春のご挨拶

 

十全会 各位 2024年の元旦は晴れで始まり、近くの神社の高台から、初日の出を遥拝できました。 皆様も晴れやかな新たなる歳初めをご家族揃って健やかにお迎えの事と拝察します。 昨年は世界の戦争・紛争や国内の政治資金規正法違反による政情混乱等がマスコミの 話題となっておりましたので、新年は良い年になるものと期待しておりました。・・ 残念ながら、元日早々に発生した能登半島地震は震度7と稀な強さで余震も長引き 寒冷多雪の地域の多くの人々が被災され、早く安全・安心な生活を確保されることを 祈るばかりです。その不安の中、2日には、羽田空港で航空事故が発生しました。 離陸機と着陸機の衝突は、間違いのない管制指示とそれに従い正しく運行すれば有り 得ない事故なので、交信記録を確認すれば、事故の直接原因は判明します。しかし 誤解した人間を責めるだけでは同種事故は無くなりません。発生時刻が1時間早ければ 管制官も着陸パイロットも離陸パイロットも相互に機体を視認でき、衝突は回避できた と想像します。(日没から1時間後で真っ暗になった直後の事故です) 私見ですが、夜間に滑走路上に航空機等が存在する時は着陸禁止の警告ライトを自動 点灯する装置を設置するのは如何でしょう。(天候の悪い時は効果は限定的ですが 今回の事例では有効です) 今回の衝突では、日航機は着陸接地直後で機種を上げた状態で追突したと予想され ます。 胴体の下面の中〜後部に掛けて接触・衝突したので、致命的な衝突で無かったため、 全員が脱出できたものと思われます。衝突された海保機は前部操縦席の機長だけ助 かりました。 この様な事故で死者5名(亡くなった搭乗員のご冥福を祈ります)は不幸中の幸い でした。 ベテランの海保機のパイロットが何故初歩的な誤認をしたのかについて思いを致すと、 能登半島震災の被災者のための必要な物を輸送する任務を与えられ、パイロットは できるだけ早く離陸し届けたいとの思いが強かったのではないでしょか。 そのように考えると、5人の登場者の死は能登半島地震による、関連死(任務中で殉職) とするべきでないでしょか。 独居老人の年明けは、こんな事をぶつぶつ言いながら、朝から一杯やっています。 3日目の今日は災害や事故が無いことを願うばかりです。                                 1.3 独居老人の独言   【参考】日航機・海保機衝突事故(公開された管制塔との交信記録)

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