「閑独居老人の独言(正月の夢)」

 

 


北日本及び日本海側の地方では記録的な積雪で、除雪に伴う事故や交通障害が発生しており、
雪害に遭っておられる方にはお見舞い申し上げます。
また、年越し頃から拡大が続くコロナ感染は新年になり更に拡大を続け、私の予想をはるかに
超える日6000人超となっています。
このような中で新年を迎えられた各位は如何お過ごしですか?多くの人が行動することによる
効果が有効であっても時定数に応じ成果を判定する結果(現象)は直ぐに表れずオーバーシュート
する等遅れます。マスコミが陽性者数の増加を煽るように報道してますが(国民に注意喚起する
効果を認めますが)対策の有効性の判定には増加レート(一人の患者が何人に感染させるかの係数
でも同じ)の変化を追認することでしょう。
釈迦の教え1つに「因果」が有りますが、コロナの感染拡大(果)に対する、拡大させたのは何(因)
だったか?を反省し、結果を攻撃するのではなく、因を減殺する施策(修行)を真摯に実施すること
が今後の成果となるでしょう。
先回の独言に書きましたが失策を恐れて適時の決断を回避するうな政治姿勢を改め、正解の判らない
事象には、良い意味で「朝令暮改」「君子豹変す」に徹し、考えられる施策を試行錯誤するしかあり
ません。併せて国民に状況を真摯に伝え理解させることが肝要と思います。
ワクチンが無く対処方法も明確になっていなかった時期に、隔離・マスク・洗浄等の原始的方法で
沈静化を得られた結果に対する為政者と国民の「傲慢さ、狎れ・油断・気の緩み」が主因で「低温に
強いコロナ・感染力の強いコロナ」は副因でしかないと思います。(マスクの関する最近の例:以前
書いたように、マスクの性能は使用される素材で決められ、5μmの粒子の透過を何%阻止できるか
表示されています。コロナは0.1〜0.5μmなので効果が小さいと言われていました。その後
感染の主因である飛沫は大きいのでマスクの有効性が認められ、特に感染者が付けることが有効と
勧められましたが非感染者にも有効性を認められ全員が装置するようになりました。その後呼吸が
楽なファッション性の高い私製のマスクが広く使用される共に「マスクを付けているか付けていない」
かが問われるようになりました。(しっかりしたマスクの付け方を指導されないため、鼻を外している
人も見かけます。アメリカの医療機関ではマスクを含む安全装備の装着に関する教育が必須となって
います)従って、私製のマスクは使用素を考慮せず呼吸がし易い等のマスクも少なくありません。
空気の透過性の高いマスクは肝心のコロナ粒子が透過でき阻止効果が低いことに気付きません。
マスクを装着するならば単に装着の有無でなく、感染防止の原点に立つ有効なマスクの使用をするよう
指導し報道すべきと思います)
政府においては、オリンピックまでにコロナが終息しなくても、安全に開催できる程度に収束する必要
があり、止む無く「GOTOキャンペーン」を停止することを決断したようです。併せて国民の気の緩みを
糺すため特措法に罰則を付加する検討に入るようです。最近のコロナ政策について、全くの私見ですが
「泥縄施策」としか思われません。不具合現象が明確になり、下々の人たちがこれでは「対処が必要・
強制も止む得ない」などの声が出てから「専門家の意見も伺い」・・・「決めさせていただきます」・
・・ポピュリズム的政治の手本か??
長々・持論を述べましたが、私はオリンピック開催の是非についての決断は、国の経済や信用性への
影響が大きい上、現政権に対する国民の信頼にも(遅くとも秋までに総選挙迂が有る)影響すること
から、如何なる手順を踏むか??(早すぎとは思いません)大へん気になっています。
開催できる程コロナが沈静化すれば悩む必要はありませんが、(短期延期が有り得ない事ではないが)
7月下旬開催と考えると、決定から準備期間に3か月間は必要とると思われるので、開催の可否は4月末頃
に決断する必要があります。現状のコロナ感染拡大状況から一部の専門家は以前の状況に戻るには
2〜3か月程度要するとしており,ワクチン接種も順調に行っても始まったばかりで社会的効果が出る
には程遠い状況である。決断の良否は、原因がコロナ禍であり開催の可否に関係なく、決断に至る
「日本だけでなく参加国を含めた国民を納得させる論理的思考と手順及び理解させる先行的説明と熱意」
と考えるが、今までのコロナ施策の手順を見ていると危うく感じます。さすが菅首相と評価され選挙に
勝利し継続首相となって、国民が笑顔でオリンピックを観ている姿を「初夢」で見ました???
これが「真夢」と祈るばかりです。今日で「7日正月」が終わり「七草かゆ」を食べ、体調を戻して、
明日から令和3年の活動を元気に開始しましょう。
                             1.7    閑独居老人の独言


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